元本保証投資の年利
昨今ではマイナス金利政策の影響からか金融商品の利回りも低くなっています。経済状況が不安になっているからこそ、元本保証のある資産運用をしたいと考える人も多くなっているのが現状です。
もともと元本保証の金融商品は年利が低いものですが、その利率はどのくらいになっているのか調べてみます。
投資をして資産運用をするにしても経済状況の悪さからできるだけ損をしたくないという人に人気なのが、元本保証の金融商品です。その中でも特に元本保証を重視するのであれば定期預金は外せません。
銀行への預金が投資になるのと疑問に思うかもしれませんが、年利がつく以上は立派な投資の1つです。多くの方がご存知のようにマイナス金利政策の上では、普通預金ではほとんど金利がつきません。
そうした状況でも定期預金であれば、ある程度は金利がついているのです。特にお勧めしたいのはメガバンクではなく、地銀や信金などの定期預金でしょう。
メガバンクなどの金利よりも高めに設定になっていて、0.25%から3%程度が相場となっています。
積極的に投資をしたいなら
銀行の定期預金をするよりも積極的に投資をしたいなら債券はお勧めです。ただし、国債や地方債についてはマイナス金利政策の影響を大きく受けていますので、ほぼ金利がつかない状況となっています。
そうした状況で比較的に年利が高めになっているのが社債です。個人向けの社債は現在では入手するのが難しいほど人気となっているのですが、その金利は年利にして0.6から0.7%ほどになります。
もちろん各企業によって年利は異なってくるのですが、そこまで大きな違いはないでしょう。定期預金と比較をすれば、ほぼ倍程度には利回りがありますので、お勧めできる投資先の1つです。
最後に紹介したいのが貯蓄型保険です。貯蓄型保険は満期前に解約をするとリターンが悪くなってしまうのが難点ですが、逆を言えば期間満了できれば利回りが期待できます。
年利にしてだいたい1%から2%程度となるのが一般的ですが、これまでお伝えしてきた金融商品の中では高い部類です。
契約満了までの期間は長いですが、それだけ金利がつくと考えれば悪くはない選択肢だと言えます。特に最近では年金が支払われるか不安に思う人が多いので、貯蓄型保険の人気は高まっているようです。
元本保証のある投資先での一般的な年利を紹介してみました。元本保証を重視したいのなら定期預金や債券がお勧めです。現金化できるまでは長い時間がかかりますが、利回りだけで考えると貯蓄型保険が良いでしょう。